2011年9月8日木曜日

震災から半年・・・ 家庭医として、人として

勤勉な人ほど、より勤勉に過ごそうとする。
凡人には到底できそうもないことを、平等に与えられた時間でこなしていく・・・

スゴイなぁ~

常日頃、自分にはできないこととして、ある意味他人事として片付けていた。

2011.3.11
でも、あの日を境に個人の中でも同じようなことが起こることを学んだ。

人は忙しい時ほど、より忙しく過ごそうとする。
平時には到底出来そうもないことを、今までと同じスピードで過ぎてゆく時の中でこなしていく・・・

平平凡凡と過ごしていた自分が、
I love 暇. な自分が、
筆不精過ぎて、夏休みの絵日記すら三日坊主だった自分が、
スーパーアナログ人間だった自分が、
今、なんでわざわざキーボードを叩いているのか?

その答えは、私の脳細胞と同様に単純である。

今、自分が感じていることを、独り占めしてはいけないと思うから。
そして今、自分が感じていることを、生涯忘れてはならないと思うから。

私自身の変化は、私に多くの方々との新たな出会いをもたらしてくれた。
gooヘルスケア「医療と健康コラム」の連載のご依頼をいただいたのもそのひとつ。
http://health.goo.ne.jp/column/healthy/h002/0143.html
いわきに住み、いわきで働く家庭医として、自分が伝えなくて誰が発信できる?
そう考え、日常業務の合間に思いを込めた。

安全と信じていた原発が爆発!
怖かったあの日・・・
けれど、私は愛するこの地で生きていくことに何の迷いもなかった。

同じく故郷への熱い思いを持ちながら、愛する住み慣れた土地を離れ、今でも長期の避難生活を余儀なくされている方々が、どれだけ無念か想像すると胸が苦しくなる。

震災から半年・・・

半ば諦めかけていた、恒例の「家庭医療サマーフォーラムin福島@いわき」
http://atsushii.blogspot.com/2011/08/in2011.html

多くの方々の励ましとお力添えのお陰で今年も開催の運びとなった。
遠方から参加してくださる方もおられる。

いわきで起きたこと、そして今のいわきを肌で感じて欲しい。
私自身は、家庭医として、人として、今自分にできることが何かを振り返る機会にしたい。

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