2016年2月18日木曜日

家庭医療先進地視察報告(デンマーク編)と家族志向ケア(応用編) ~実践家庭医塾~

今回は、専攻医2人のプレゼンを中心とした、ちょっと大人な雰囲気の家庭医塾

まずは、家族の概念そのものについて深く考えさせられるケースを経験した渡邉先生からのプレゼン
家族機能は一般的な血縁関係のある集団というしばりだけではくくれない
様々な愛憎、まさかまさかの関係、常識的な思い込みがあると見逃してしまいそうな、「事実は小説よりも奇なり」的な患者固有の物語に気づき、耳を傾けることで得られた学びを紹介してくれた



次に、今月初めに家庭医療先進地視察としてデンマークを訪問してきた藤原先生からの報告
登録されている家庭医への受診は自由で、必要時はそこから専門施設等への紹介がなされるのでゲートキーパーとして機能している
人口の98%が家庭医に登録されていて、登録されている家庭医への受診は自己負担なしである
ただし、受診・手術待期期間等を短縮できるので、民間保険を併用しているひとも20%程度いるとのこと
ちなみに眼科と耳鼻科に関しては、家庭医を介さずに直接受診するシステムだそうだ

2016年2月14日日曜日

第110回 FaMReF 場外 ~第7回いわきサンシャインマラソン~

今日は講座月例の家庭医療レジデント・フォーラム(FaMReF)をお休みして、第7回いわきサンシャインマラソンに参加させてもらいました。
わたくしの わがまま だけでなく、その他のイベントもかぶったりして、FaMReFは こじんまりした開催となったようです。
ごめんなさい。
しかしながら、長年の夢だった地元でのフルマラソン完走を達成できました。
感謝しています。
まあ、何をやっても変なおじさんになってしまいますが…








 


わたくしが やりたい放題の最中に、きちんとお勉強していてくれたようです。


暴れ馬(怪物くん?)初出走! ~第7回いわきサンシャインマラソン~

「次回のサンシャイン(マラソン)では、フルに出て完走してやろう!」

ふと思い立って走り出したのが、忘れもしない 1年前の2015年2月15日。
災害レベルの暴風吹きすさむ中だった。

食事(主に糖質)制限で体重ー22㎏の減量したのはよかったけれど、
「やつれた!」「病気だ!」などと、周りから心配されるばかりの日々、、、
確かに、脂肪だけでなく、筋肉も減っていたので、見た目は貧相になっていたかもしれない。

医師となり17年間放棄し続けてきた運動とやらに手(足)を出すスイッチが入った瞬間!
末っ子の最後の保育発表会で、園児たちのアクロバチックな演技に刺激を受けた直後のことだった。

基本、無計画・無設計・行きあたりばったり・一夜漬け系の自分にとって、これだけコツコツ、計画性を持って、時間をかけて、キチンと準備してきたことがあっただろうか? (いや、ない!)

激(禿?)しい向かい風の中、完全にヨチヨチ歩きだったあのランニング初日から、多くの方々の助言や支えがあり、ここまで走って来た。
準備に費やした走行距離は、約1500km!
40歳代でもやればできる。
いや、「できる」「できない」ではなく、「やる」か「やらない」かである。

それにしても、毎日のようにスーパードライを飲んでいると、やはり それに相応しいゼッケンが届くものなのか?

 

私は、「努力は必ず報われる」とは思わないし、「報われない努力は努力とは言えない」というほどストイックでもないけれど、マラソンを通して、始めることよりも、続けることの難しさと尊さを痛感してきた。
「報われようが報われまいが、ずっと走り続ける」
たとえ今はうまくいかなくても、続けていれば、きっといい未来が待っている。
それが「マラソン」だと思う。

さあ、いよいよその時が来た。
こみ上げるいろんな想いとともに走る!

2016年2月6日土曜日

いわきの医学の祭典! ~第91回 常磐医学会~

 2016年26日、グランパークホテルいわきにおいて、第91回常磐医学会が開催されました。今回の当番幹事病院である福島労災病院の多大なるご協力のもと、バラエティーに富んだ19演題が発表されました。
 医療事情が厳しいこのいわきの地において、地道な努力の賜物といえるような素晴らしい取り組みの数々に感動しました。
引き続き、懇親会ならびに表彰式が賑やかにとり行われ、参加者による厳正な投票の結果、最優秀演題には、禁煙へのたゆまぬ情熱とご努力の足跡を熱く訴えられた、わたくしの中学・高校・大学・臨床研修病院の大先輩、みちや内科胃腸科の斎藤道也先生が見事 選出されました。
いわきの医療、実は先進です。