2011年7月4日月曜日

第2回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会

爽やかな北の大地での学会が幕を閉じた。

個人的には拙いながらも演題を出すことができたし、割と興味を持っていただけたようで、いくつかのご質問、お問い合わせがあった。あきらめずに準備を続けて良かったなと思った。

震災後に多大なる支援を続けて下さっている多くの方々に直接お礼を伝えることができたし、また今日から頑張っていくための活力ももらえた。

「時と人をつなぎ 今飛躍の時へ」をメインテーマに行われた今回の学術大会。
大会長の草場先生の御講演にもあったとおり、地域医療を支えるプライマリ・ケア医たちが、世代を超えて協力し合い発展していくことの大切さを再認識した。
そして、それを実現するために熱意をもって取り組んでいる仲間がたくさんいることも確信できた。特に若手のパワーには凄まじいものを感じた。
ただし、患者中心の医療の方法をはじめ、質の高いプライマリ・ケアを実践するために必要な能力について、正しい理解のもとに正しく修得できる環境を創らなければ、国民全体の健康を増進できるだけの世界標準のヘルスケアシステムは実現しない。
災い転じ、今の日本の地域医療における種々の問題に対する根本的な解決を目指すのであれば、曖昧で中途半端でその場凌ぎの対応は許されない。

震災の急性期を過ぎた今、プライマリ・ケアに携わる保健・医療職には主に災害弱者を中心とした地域包括的・継続的ケアが求められている。この役割を果たすためには多職種連携が必須である。そんな時、ややもすると「多職種連携=質の高い理想的なプライマリ・ケア」と誤認されがちである。もちろん、それは必要条件ではある。
しかしそれは、それぞれどの職種もスペシャリストとして充分に機能しているという前提の上に成り立つ。担当する医師もプライマリ・ケアの専門家であることが、質の高い理想的なプライマリ・ケアを提供できる多職種の一員として機能するために必要である。
今こそ家庭医育成に全力で取り組まなければならない。

およそ15年ぶりに訪れた北海道の旨いものたちは僕に元気と勇気と中性脂肪を補充してくれた。

2011年7月2日土曜日

札幌着!

福島空港を飛び立つと、左手には色鮮やかな夕焼けと美しい猪苗代の湖面。
何気ない見慣れた風景ではあるけれど、上空から見下ろすと より一層美しく輝く。
この美しい県土が色も臭いもない汚染に苦しめられていると思うと、色んな思いがこみ上げてくる…

そして無事到着しましたよ!

「札幌」

魅力的な街並みに魅力的なお店たち・・・
油断すると朝まで飲み明かしてしまいそうですが、今日はグッと我慢して明日のプレゼンに備えます。
(グスン・・・)

とりあえず北海道限定コンビでどうだ!
撃沈です!

なんてモタモタしてたら結局日付が変わっていた。
おやすみなさいませ。

2011年6月30日木曜日

いざ札幌!

「第2回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」が、7月2日(土)・3(日)に札幌で開催される。
4か月前、この日を迎えられることなど想像もできなかった。
まして参加できるとは・・・

けれど、こんな時だからこそ敢えて、同じ志をもつ者たちが集う場を提供してくださった大会長の草場先生には最大限の謝意を伝えたい。
家庭医を志す多くの全国の仲間との久々の再開となるだろう。

震災発生後から、いわきを、福島を、東北を案じ、沢山の支援をしてくださった方々に、適当なお礼の言葉が言えるだろうか?
きっと言葉にならないだろう。

震災を通して、私はこの国にはプライマリ・ケアを支える基盤がなさ過ぎると痛感した。
いかなる条件下でもその地域の医療を諦めることなく支え続ける覚悟ができている医師はどれだけいるのだろうか?
批判を覚悟で問いたい。

惨状の中、奔走し続けた医師がいるのは知っている。
それぞれの立場で止むを得ない事情があったことも分かる。
しかし、「かかりつけ医が真っ先に逃げてしまった」という患者さんの問いにどう応えるのか?
ベストとは言えないまでも、少なくとも諦めさえしなければ、ベターな道は見出せただろうし、これからもより良い道を追求し続けていくべきだろう。
日本プライマリ・ケア連合学会員はどう感じていたのか?
腹を割って議論してきたいと思う。
そこから これからの日本の医療に必要なものが見えてくるかもしれない。

2011年6月29日水曜日

きもち~よく・・・きもち~よく・・・

「きもち~よく・・・きもち~よく・・・」ってややセクシートーンで云いながら自分の身体をクネクネさせて両手をスリスリしてみたことはありますか?

普通はないと思います。
誰からも教わることもなくやったことがあるという方は、本能として疲労回復の術を知っているのかもしれません。

だまされたと思ってやってみてください。
(タダですから・・・あ、周りが心配するかも知れませんが・・・)
ゆる体操の後に平の街に繰り出して久々の午前様でしたが、明らかに今朝の体調は良いです。
(N=1)
みんなでノリノリでゆる体操する様は壮観です。
昨日は2か所で行われたゆる体操講座・・・実は1ヶ所目に講師のお一方が間に合わないプチ事件がありましたが、2か所ともみなさん楽しく受講されていました。

2011年6月23日木曜日

歌舞伎俳優 尾上菊之助さんたちと“ゆる体操”しよう!

東日本大震災復興支援ゆる体操プロジェクト in いわき

 この度、ゆる体操創始者の高岡英夫先生、歌舞伎俳優の尾上菊之助さんらが、いわき市を訪問し、いわき市民と、現在いわき市内で避難生活をされている方々を対象に、「災害時の体のケア」に役立つゆる体操を、指導してくださいます。
 この企画は、NPO法人日本ゆる協会(http://yuru.net/)の「東日本大震災復興支援 ゆる体操プロジェクト」の一環として行われるものです。
過酷な避難生活や、余震の恐怖などで凝り固まった体を、この機会に、ゆるゆるにリラックさせましょう!ゆる体操創始者の高岡英夫先生、歌舞伎俳優の尾上菊之助さん達と楽しく体を動かしてみませんか?

<講師>
高岡英夫先生(ゆる体操創始者、NPO法人日本ゆる協会理事長)
尾上菊之助さん(歌舞伎俳優、ゆる体操指導員)
Nidoさん(ピアノ弾き語り歌手、運動科学総合研究所主席指導員)
武内治郎さん(小児科医、ゆる体操指導員)

<日時>
2011628() 1500分~1630分 (1430分開場)

<会場>
パレスいわや(福島県いわき市鹿島町久保字梅田4-1)

<服装など>
Tシャツ(半袖が望ましい)
ジャージの長ズボン(短パンは避けて下さい)
靴下(5本指が望ましい、普通の靴下でも可)
各自、バスタオルを用意してください(床に敷いて使います)

<参加資格>
特にありませんが、当日先着200名程度で締め切りとさせていただきます。
(会場まで直接お越しください)

<参加費>
無料

<お問い合わせ先>
社団医療法人養生会かしま病院 地域医療連携室 井沢一弘
TEL 0246-76-0350 FAX 0246-76-0352


ゆる体操の解説はこちら

2011年6月20日月曜日

“ゆる体操”ってなんぞや?

歌舞伎俳優 尾上菊之助さんたちと“ゆる体操”しよう!

「東日本大震災復興支援“ゆる体操”プロジェクト in いわき」のご案内はこちら

http://atsushii.blogspot.com/2011/06/blog-post.html



ゆる体操とは

NPO法人日本ゆる協会ホームページより

1.      体をゆるゆるにゆるめる、健康効果の高い体操です
 現代人の体はストレスや疲労などでこり、固まってしまっています。体が固まると、痛みや冷え、不快感や不機嫌の原因となったり、新陳代謝が妨げられて老化が進んだり、ひいては病気の原因にもなります。
 ゆる体操を行うと、固まったからだを上手にゆるめることができます。すると体のコリや冷えがスッキリ解消し、血液や体液の循環が良くなり、深い呼吸ができるようになります。新陳代謝が活発になりますから、体が元気に、見違えるほど若返ります。心も体もリラックスしてきます。大学等の研究機関と共同で行った多数の測定実験で、ゆる体操の優れた健康効果が実証されています。
2.      簡単、軽度で安全な運動ですから、誰でもできます
 ゆる体操は簡単におぼえられる、やさしい体操です。運動の激しさは、軽いものはアクビやノビ程度、重いものでもウォーキングと同じ程度です。
 また、ゆる体操を行うことで怪我をすることなどがないよう安全面にも十分配慮されているため、ご高齢者の方や今まで運動習慣のなかった方でも心配なく行えます。
3.      体一つだけで、いつでもどこでもできます
 ゆる体操を行うには広い場所を必要とせず、また特別な道具を使いません。家事や仕事の合間にできる体操、朝や夜の寝床の中でできる体操、テレビを見たり音楽を聴いたりおしゃべりをしながらできる体操などがあるため、生活の中に上手に取り入れることができます。
4.      ローコスト・ハイリターンを実現
 ゆる体操は、体操それ自体に安全性が組み込まれていること、道具が不要であること、簡単軽度で行うのに格別な努力を必要としないこと、またいつでも気軽にできることなどから、あらゆる面でローコストの体操と言えます。一方得られる健康効果、能力効果はきわめて高く、広領域にわたるため、ローコスト・ハイリターンを最も良く実現した体操と言えます。
5.      幅広い範囲で効果が得られます
 ゆる体操は疲労回復、健康増進、医療の補助療法、介護予防、さらにはダイエット、美容、アンチエイジング、さらにはスポーツ選手や学生・ビジネスマンの能力向上、助産など非常に広い範囲で効果を発揮します。
6.      様々な体操法の長所を含みます
 ゆる体操の開発者である高岡英夫は、身体運動の専門的研究・実践者として世界中で行われている様々な方法、武術・ヨガ・呼吸法・気功法・様々な体操法・ストレッチ・ウォーキング・筋力トレーニングなどを研究した上で、それらの良い所を生かし、さらに細胞動物から脊椎動物にいたる動物の身体についての運動進化論的な研究成果を加えて総合的な体操法の体系をつくりました。これがゆる体操です。
7.      笑いがあふれる楽しい体操
 ゆる体操は「モゾモゾ」「プラプラ」「クネクネ」などの擬態語や「気持ちよく」などの快適言語を声に出しながら行ったり、また多くの体操にだじゃれが含まれるなど、楽しく、時にはゲラゲラ、クスクス笑いながら行えるように作られています。
 楽しくてついつい続けてしまうような体操が、ゆる体操なのです。

豊富な種類があり、組み合わせて行うことができます
 ゆる体操には立って行う「立ちゆる」、寝た姿勢で行う「寝ゆる」、椅子に座って行う「椅子ゆる」、壁や両腕に体幹をあずけて行う「座ゆる」、呼吸法と組み合わせた「息ゆる」などがあり、体操の種類は現在発表されているだけで約100種類以上あります。それらを目的や状況、好みや体調に応じて、選んで行うことができます。

2011年6月12日日曜日

震災から3ヶ月・・・福島で創る家庭医療 (第62回FaMReF)


震災から調度3ヶ月の6月11日。
先月は東京にお邪魔してややよそゆきのFaMReFでしたが、今月はまたフランチャイズの福島医大に戻ってのFaMReF開催!
なぜか激レアのぼりをリレーしながらの近況報告でスタート!
写真は一番のぼりが似合っていたK先生。
(掲載の許可は得てませんが…)

Reflection of the month
「いまさら聞けない行動変容」
(後期研修医4年目 五十嵐博)
禁煙指導に苦慮した症例をもとに、行動変容のアプローチにおける家庭医の役割について議論した。
行動変容の難しさを認めた上で、新しい可能性を見出していきたい。
曖昧さに耐えつつ、諦めも悪いという家庭医の特徴が活きる分野なのだと思う。

② 「喜多方市 地域・家庭医療センター」開所報告
(高柳宏史センター長)
診療のみでなく、事務手続きを含む開院に必要な準備・諸届について学んだ。
不眠不休で新しいお城を築いている奮闘ぶりに励まされた。

③「各サイト研修状況報告」
当講座の各研修施設のスタッフから、各サイトの診療・教育・研究内容の報告がなされた。今後の研修計画や見学受け入れなどの情報として役に立てていく。
みんな同じ目標を持った仲間だけれども、やはり各サイト毎に特長がある。
例えば、2万人ほどの避難生活者を受け入れているいわき市でのケアに求められる能力もあるはずだ。

Cinemeducation「タイタニック(1997)(葛西龍樹教授)
対話を続けることの意義。どんな時も諦めないことの大切さについて議論した。

二次会(懇親夕食会)
FaMReFをより魅力的な学びの場に育てていくための作戦会議!
熱く厚く暑い議論を尽くした。

三次会
新人のW君の新たな可能性を発掘することができた。