2012年3月11日日曜日

オランダ VS 福島 プライマリ・ケア領域の研究をめぐる激烈な議論!

今日(もう昨日&本日)は、オランダから来日中の前Wonca(世界家庭医機構)会長のChris van Weel先生御夫妻を福島にお招きして、研究についてのワークショップを行うという ひじょ~に贅沢で貴重な機会を得た。

Chris先生御夫妻は 言わずもがな、プライマリ・ケア研究の分野では、御自身はもちろんのこと、指導者としても世界最高峰の人物である。

英語が大好き?な僕は、このような機会が巡ってくると、つい武者震いしてしまう…(笑)

研究に関してはまだヨチヨチ歩きを始めている段階の僕らが、そのような偉大な先生方から直接御指導いただけるというのは通常では有り得ないことであるが、プライマリ・ケア領域の研究を進める上での大前提として、対象となるコミュニティーの特長が重要であることを強調されるChris先生と接して、いま“ふくしま”で家庭医を志して活動している僕らにしか出来ない研究があることを自覚し、それを世界に向けて発信していく義務があることを実感することができた。

「研究したくても忙しくてできないよ~」

ととても正直者なレジデントのツッコミに対しても、奥様から

「最初から肩肘張らずに、仕事の後にくつろぎながら振り返ることから始めればいいのよ!」

と、あたかかい励ましのアドバイスをいただいたし、Chris先生からも、

「必ずしもすべての家庭医が研究を実施しなくても、診療に基づく経験知を活かして、研究者に有効な助言をすることで研究に寄与できる」

という極めて重要なメッセージをいただいた。

その後の懇親会。
アルコールが入ると英語のリスニング能力が格段に向上する自分に驚愕しつつ…

震災から1周年となる本日は、ワークショップ終了後にChris御夫妻を我らがフランチャイズ“いわき”にご案内し、ハワイアンズの新ホテル「モノリスタワー」ステイで、たっぷりと“いわき”の今を見ていただく予定だ。
不屈のフラガール達が、Chris御夫妻の度肝を抜くに違いない!
ちなみにChris御夫妻は既に映画「フラガール」のDVDを観覧しバッチリ予習済みとのことで大変楽しみだ!

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