2012年3月24日土曜日

雨のような家庭医 「男声合唱」と「家庭医療」

雨のおとがきこえる
雨がふっていたのだ

あのおとのようにそっと世のためにはたらいていよう
雨があがるようにしづかに死んでゆこう




男声合唱の定番でもあり、詩も曲も僕の好きな歌
僕は本来、このような人生に憧れているような気がする

あたり前のことが あたり前に過ぎていく毎日
そして 地味だけれど あたり前に つとめていられる
平凡だけれど それは最もしあわせなこと

雨は あたり前に降って あたり前にあがれば だれも気にとめないだろう
しかし、それは大地を潤し 作物を生み 陸の生き物たちの営みを生む

僕はただ 家庭医としてそっと ささやかなおつとめをしていきたい
そして 来るべき時には しづかにその役割を終えていく・・・

そんなささやかな望みを持った家庭医たちが
この国のそこかしこで そっと ささやかなつとめを果たしていく・・・

「家庭医」には 「雨」のように ごく自然な存在であってほしい


ところがどうだろう!

いまこの国で「家庭医」といえば・・・

「日照りの中の僅かな小雨」のごとく 滅多にお目にかかれない存在であったり
はたまた「雷雨」や「豪雨」などの まるで災害かのように
特殊な存在として時に煙たがられたりもする

家庭医としてそっと ささやかなおつとめをしていきたい者たちが
しづかに ごく自然に その役割を果たせるように

もうしばらく 不自然な おつとめを 続けることにする
やがてそれが ごく自然なことになるまで・・・




「のんびり普通に」がモットーの自分。
でも実際のベクトルは、絶滅危惧種な「男声合唱」や、そもそもそんな種は専門家の間でも認められていない「家庭医療」など、むしろ奇人変人な方向にむいてきた・・・


まあいっか

どうせなら「誰かがやる」の「誰か」になってみよう

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