今年最後の家庭医療レジデント・フォーラム
今回のメインテーマは、終末期の医療における患者とのコミュニケーション
あまり話をしない患者さん…
声をかけづらい雰囲気…医師としてどうするか?
家庭医療後期研修医の経験事例
患者のネガティブな発言や雰囲気に、研修医自身もネガティブな感情になり、回診が苦痛に感じたりもしたという。
それでも、何を話すわけでもなく根気づよくベッドサイドに通い、辛い時間を共有し続けながら、患者さんの人生そのもの・背景に迫ることで、それ自体が患者さんを癒し、コミュニケーションの困難さが解消された体験を紹介してくれた。
行動理論の適用の難しさを認識するとともに、その困難な経験の積み重ねを次に活かしていくことが、我々に求められていることを一同再確認した。
引き続いて講座の忘年会へと突入!
個人的にも今年を振り返ってみた。
今年は、いわき市医師会理事に選任され、右も左も分からず戸惑いながらも生涯教育・学術担当理事としての活動をさせていただいた。
理事会などをとおして、非常に厳しい状況の中でも、いわきの医療をなんとかしようと尽力している熱き志を持った医師たちが沢山いることを肌で感じることができた。
また、今年は非医療従事者向けの教育の機会に恵まれた一年であった。
毎年恒例の小学生向けの医師職業体験プログラム「キッズ医者かしま」の企画だけでなく、学校や幼稚園の職員・保護者向けの食物アレルギーに関する講習会の講師、いわき市内の中学校の生徒会役員を中心に志高い中学生達を対象としたワークショップ「いわき志塾」の講師、船舶衛生管理者を目指す水産学科の卒業生への講義、教育委員会の先生方や学校の先生方との出会い…
今年は私自身の社会勉強に終始した感じではあったが、来年は実際の社会貢献に繋げられるように活動を続けていきたい。
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