2013年8月29日木曜日

いわきの医療問題の大きさは?

いま、とても知りたいこと。
それは、いわき市民もしくはいわきで医療を利用されているみなさんが、
いまのいわきの医療をどのように感じ、
どうあってほしいと願っているかである。

身内や知り合いが急病を患ったとき、
診てくれる医師や医療機関はあるだろうか?

なんとか診てもらえたけれど、たとえば入院が必要となったとき、
入院できる医療機関は容易に確保できるだろうか?

いま、いわきでは、実質人口の増加とは裏腹に、
多くの医療機関の診療体制はむしろ脆弱化の一途であり、
診療所も病院も全般に飽和状態となっている。
少なくとも医療に関しては、市民のニーズに充分応えられていないことは容易に想像がつく。

いわきの医療提供体制の充実。
これが優先度の高い課題であることは間違いない。
しかし、現実問題としてすぐに根本的解決ができるはずもなく、
現場では、日々歪みを生じながら、だれかが泣きながら やりくりしている。

このような状況下で、実際の医療を利用されている皆さんは、
どのような思いでおられるのか?
案外、満足されているのか?
当然、不満が生じているのか?
幸い、医療機関と縁がなく、そのようなことを考える必要がないのか?

社会の必要が、いわきの医療を変える。
私見では、今すぐ変えるべきは、実現可能な効率化。
要らないこと(検査・治療)はしない。
でも必要なことはする。
治すのか?大往生として看取るのか?医療を利用する目的を明確にする。
そして役割分担を明確にする。
そうすれば、いまよりうんと安心して過ごせるはず。

実際には飲んでない薬を大量に受け取ってないですか?
受診する医療機関を一つにしたいのに、担当医に遠慮して延々と数か所かけもちしてませんか?
肉親を自宅で静かにお看取りしたかったのに、担当医の都合で入院していませんか?
急病で救急要請したのに、自宅で救急車が数時間立ち往生したりしていませんか?
担当医が忙しそうで、充分な説明を受けたり、相談できないままではありませんか?
「あなたの病気はいわきでは治療できない」と言われていませんか?
なんら問題解決していないのに「検査で異常がないので、もう受診しなくて良いですよ」と言われていませんか?

私は、いわき市内の医療の現場で、数々の綻びが生じていることを知っている。
しかし、それはいわきに住む皆さんにとって、どれだけ大きな問題なのか?
多くの方にとっては、身近な問題ではないのか?
ひとたび直面すれば、命にかかわる医療の問題。
他人事だと思わないで、真剣に考えて、意見して、行動して欲しい。

そして、いわきの医療を快方に牽引できる方が、今度の市長選で当選されることを祈る。

2 件のコメント:

  1. うちのおやじ、先日大腸がんの手術をしました。
    血圧で数年前に廃業した先生に紹介された先生に5年近く通っていましたがとくに検査を受ける事もなく下血して紹介を受けたクリニックで初めてステージ3の大腸がんであることがわかりさらに紹介された某病院で即入院で手術しました。
    その時はかかりつけの病院の先生から3カ月分の血圧の薬を出され手術を受けた病院の先生は「???」状態でした。
    最善の医療を受ける事が出来る病院の存在とと信頼できるかかりつけ医の存在というのは地域医療としてホントに切望される問題ですね。
    by.きわむ

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  2. コメントありがとうございます。
    確かに、診療所、病院が提供する医療水準が、そこかしこで共倒れになっていると思います。
    抜本的に立て直す必要があると思います。

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