早くも第5回を迎えた PEACH!! は、県北の公立藤田総合病院での開催。
快晴の中、せっかく桃の里でのお勉強の機会なので、先ずは地域風土の視察から…
阿津賀志山~白石市往復の18㎞ラン!
春爛漫の桃畑を抜けて、猿の群れを目撃しながら 延べ標高差350mの登山ランに、わたくしの筋肉は喜んでいました。
冒頭に、症例検討とポートフォリオ検討が1事例ずつありました。
前者が議論のフォーカスが傷病中心であるのに対して、ポートフォリオ検討では学習者(事例報告者)の成長の過程が議論の的となります。
同じイベントの中で連続して行うことにより、ディスカッションを通して両者の違いが浮き彫りになり、学習者中心の医学教育の充実のためにも、学習手段としてのポートフォリオの有用性を再認識し、更に有効活用していきたいと思いました。
次に、英国ロンドンから英国総合診療医・指導医の Will Brook 先生による特別講演。
「Images of Primary Care」と題し、London の Welcome Library や New York の The Burns Archive などに収蔵されている、医療に関する古い写真を紹介しながら、世界の医療、プライマリ・ケアの歴史についてお話いただきました。
存在そのものが癒す力をもつ家庭医によるケア、患者中心の医療の方法の奥深さをしみじみ感じる時間となりました。
最後のセッションは、福島県立医科大学 医学部 地域・家庭医療学講座 北村俊晴先生によるワークショップ「すぐできる!エビデンス検索」データベースからの情報検索
短時間で必要な情報にたどり着くための「コツ」、英語が苦手な人でも大丈夫な二次資料のワンランク上の使い方が紹介されました。
情報検索に不慣れな臨床研修医の皆さんでも、ていうか、だからこそ、やってみると色々発見があったようで、先ずはデータベースとお友達となって、毎日触ってみて、自分なりの裏技を見つけたりするのも上達のコツかと感じました。
福島県内の総合診療医育成のための5つのプログラム。
今後、それぞれが益々コラボして、より良い学習の場を提供していけたら良いと思います。
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