2016年11月5日(土)、2016年度 第6回 いわき志塾が開催されました。
震災のあった2011年度から公益財団法人 東日本大震災復興支援財団の「福島こども力プロジェクト」の支援を受けて立ち上げられたいわき生徒会長サミット!
もともと「30年後のいわきのリーダーを育てよう!」ということで始まった企画でしたが、震災直後に大多数の子供たちが一時いわきを離れたという現実に直面した時、いわき市教育委員会の先生方は「これでは未来のいわきはない」と危機感を持ち、もっともっと、「いわきじゃなくちゃダメなんだ!」と、いわきを熱く愛する若者を育てていかなければならないと痛感し、ますます熱意をもってこのプロジェクトを推進しているそうです。
4期目に突入した2014年度から、生徒会役員でなくとも、志さえあれば参加は自由となり、いわきグローバルアカデミー「いわき志塾」と命名されました。
各界で働く大人を講師に招いて、小グループ9班に分かれて、計9名の講師のうち、2名の生き様についてレクチャーを受け、次のセッションでは、インプットされた情報から得た個々の考えを、医療人2名の共通点などを考慮しながらグループ内でアウトプットしていきます。
最後のセッションでは、各グループが参加者全員に向けて、たった7分間という限られた時間内で伝えたいことをプレゼンするという構成です。
今回のテーマは「医療」ということで、一昨年度に引き続き、講師として中学生達と絡ませてもらいました。
9名の講師陣。
日々医療に携わっているという共通点はあるものの、その職種や業務内容・経歴は、あまりにも多様です。
奇人変人の話にも真剣に耳を傾けてくれる、素直な子供たち。
パワーポイントや動画撮影、寸劇などを取り入れて、他の参加者に、自分たちが学んだことを、短時間で分かりやすく伝えるための準備。
当然、講義を終えて油断している講師陣にも容赦なく無茶振り的な協力要請が来ます。
子供たちの突飛な発想には感心させられました。
まさか、地域医療征服をたくらむ秘密結社の幹部として料理してもらえるとは・・・(感涙)
準備したはずのパワーポイントが消えてしまうトラブルにもめげずに、生の演技力だけで熱い想いを伝えきってくれたチームも・・・
セッション後に提出された子供たちのワークシートを見て、あらためて若者の瑞々しい感受性を認識し、わたくしの奇人変人ぶりが伝染しないことを祈るばかりです。
いずれにせよ、子供たちの活力や斬新な発想、エネルギーに毎年勇気をもらっています。
手荒な講師お見送り・・・
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