臨床技能評価では、講座オリジナル作成の模擬診察シナリオを用い、家庭医療専攻医が模擬診察を行い、その様子を直接観察した指導医が形成的評価、フィードバックを行います。
要するに、専門医試験のリハーサル(模擬試験)です。
例年 「実際、試験に役立った」「根性試しになった」「試験のイメージが沸いた」などの感想が寄せられます。
予備校の特別講習に宣伝というわけではありませんが、家庭医に求められる能力をよく理解している当講座の指導医陣による力作問題ばかりなので、とても勉強になると思います。
実際に体験してみると、とにかく緊張感が半端なく、限られた時間の中で、案外抜けてしまうことがあることや、試験の臨場感など、実診療とはまた一味違う経験ができるようです。とはいえ、単なる試験対策ということだけではなく、患者中心の医療の方法の実践という基本に立ち返り、自身の診療の不十分なところを客観的に再認識して、実診療にも活かすこともできる良い教育ツールだと思います。
受講者、模擬患者、観察者、評価者、それぞれにとって、とても勉強になります。
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