2014年9月15日月曜日

朝風呂からの~家庭医療 ~家庭医療サマー・フォーラムinふくしま2014(2日目)~






呑み疲れもなんのその、朝風呂で充電!
水をくべなければⅠ°熱傷になりそうな熱~い源泉を必死に冷まして入湯!
川沿いの温泉はなんとも風情がある。
荒れ模様の天気予報とは裏腹に吾妻連峰が綺麗な爽やかな朝。
今日も張り切って参りましょう。

2日目の冒頭は



家庭医療一日体験 外来編
当講座の精鋭レジデントらの心のこもったセッション!
当講座生え抜きのスーパーエース指導医による外来診療のデモストレーションという贅沢で貴重な企画(無茶振り)もあり、日頃我々がどのように何を学んでいるのかを多くの参加者の皆さんに体感してもらえたのではないだろうか。
卒前教育として受けたことのある診療スキルだけでは賄いきれない高度な個別性や対応力を求められる日常の外来診療の難しさと面白さを伝えられたような手応えを感じた。



続いて、当講座で学び、家庭医療専門医となり、指導医としても燻銀の輝きを放ち続ける菅家智史氏による入魂のレクチャー!
「解剖!外来診療 ~明日(連休なので明後日かも)から役立つ5つのポイント~」
日頃は患者さ「来た球を打て!」的に、ガ~っときて、ガ~っと打って… のように直感ベースでケアしている(らしい)彼が、(今回のプレゼンにおいて)産みの苦しみを味わいながらも、あえて外来診療のコツを言語化するというチャレンジをしてくれた。
そもそも患者さんは何のために外来を訪れるのだろうか?
患者さんは医師のどのような行動から「この医師は信頼できる」と思うのだろうか?
そんな素朴でありながら明快な回答がしにくい問いに答えながら、医療を提供するプロとして、いかに患者さんの過去と現在と未来に寄り添っていくか?そして自分自身をメンテナンスしていくかを考え直すいい機会となった。

参加者の皆さんの反応をみると、常日頃私たちが心がけている、ある意味常識化してきている、つまり私たちにとってはもはや何気ない日常(無意識されたもの)となっている外来診療のスタイルが、とても新鮮に感じられたようで、やはり卒後教育ではないがしろにされ、自己流になりがちな外来診療教育と、ある程度の診療の標準化の必要性を再認識した。
また、日々 患者中心の医療の方法を実践することで、それがイイ感じに進化し、それ自体が利用する患者さんやご家族にとって有用なものになっている(育っている)気がして、ますます頑張ろうという想いを新たにした。


すべてのプログラムを修了し、美しい山とお別れ。
後ろ髪(そんなものは無いか…)を引かれながら いわきに帰還したのであった。



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