2012年12月27日木曜日

「総合診療医」という名称 ~専門医の在り方に関する検討会~

厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」は、平成24年12月26日、新たな専門医制度の中に位置付ける「総合的な診療能力を有する医師」の在り方について議論を深めた。その結果、名称を「総合診療医」で統一することでおおむね一致した。

とのことである。

名称は何であれ「総合的な診療能力を有する医師(以下:総合診療医)」という専門医を日本の医療制度のなかでどのように活用していくのか?というビジョンが示されなければ、単なる言葉遊びになってしまう。

総合診療医養成のための研修プログラムの充実と、総合診療医だからこそ提供できる専門医としての役割を明確にして、使命感を持った多くの若き医療人たちが、安心して総合診療医を志し、国民の誰もが総合診療医が提供する質の高いプライマリ・ケアを受けられるようになるまで、来年の干支であるヘビのように執拗に注視していきたい。

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