2023年2月23日木曜日

13人の怒れる専攻医と すっかり丸くなった指導医たち ~第178回 家庭医療レジデント・フォーラム~

 2023年2月19日開催の家庭医療レジデント・フォーラムは、専攻医のH先生が、ホストとして大車輪の活躍を見せてくれました。

患者さんのことを想うあまり、患者さんのご家族の言動が許せずに激高してしまったというH先生。

その経験をきっかけに、指導医AIとのやり取りから、アンガー・マネジメントを学ぶことになり、深い自己省察・ある極意にいたりました。

今回は、H先生ご自身の気づきを共有し、教育セッションを企画・実施し、見事に大盛会となりました。

どんなに努力をしても、怒りという感情は無くせません。

自身の怒りを認め、いかに上手に付き合うか。改めて考えなおす良い機会を提供してくれたH先生に感謝します。




2023年2月3日金曜日

禁煙は最強の介護予防

 いわき市主催の介護予防教室の講師を務めさせていただきました。

メインセッションの講師のおはからい=盗撮(笑)のおかげで、出張と称して油を売っていない(町中華で飲んでない)ことの証拠写真を残していただけました。
「介護予防のための生活習慣について」というめちゃくちゃ広いお題を頂戴したので、実際の参加者のご様子を確認しない限り、ニーズにマッチするお話はできないと察しましたので、事前準備は諦めました。
結果、よりよく生きるためにどうしたらいいか?
医学というよりは哲学的なテーマで、台本なし、スライドなしのぶっつけ本番の楽しい時間を過ごさせていただきました。
自分が変われば何かが変わる。
とはいえ、理想的な行動をし続けることができる人は、ほぼいないでしょう。
個々の事情を考慮して、始めることができること、取り組み続けることができることを、それぞれ考えていただきました。
石井の場合「酒と肴は我慢できなくても、スイーツや締めのラーメンは我慢できるし、うまい酒を飲むためならガシガシ走ることは苦でない」とか。
本日の最大の成果は、参加者のお一人に禁煙宣言してくださった方がおられたことです。
これは最強の介護予防効果が期待できますので…。
既成の介護予防のパンフレットに、そのことが記載されていなかったのは残念でした。