2012年12月17日月曜日

決定!「家庭医療 珍プレー・好プレー大賞 2012」

三春町立三春病院でおこなわれた今年最後の家庭医療レジデント・フォーラム(Family Medicine Resident Forum:FaMReF)で飛び出した忘年企画

「ComFaM 家庭医療 珍プレー・好プレー大賞 2012」


診療・もしくはその他のマネジメントにおける、家庭医としての「珍プレー」「好プレー」を自薦・他薦を問わず講座員に発表してもらった。
当日のFaMReF参加者の投票により「最優秀珍プレー大賞」と「最優秀好プレー大賞」を決定し、同日郡山駅近くの民芸居酒屋「デコ屋敷」で開催した忘年会(懇親会)で発表&表彰式を行った。
発表では、珍プレー・好プレーともに面白くて興味をひく内容が多かったが、それを単なるネタとして終わらせてしまうのではなく、ユーモアあふれる診療の中でも、家庭医を特徴づける能力の実践を意識して、日々深く学んでいることが実感できてとても感心した。
思わず「えっ?」と思いたくなる患者さんの症状にも、真摯に耳を傾けて、共通の理解基盤を探る。
経過に疑問を感じた時、何度でも診療を振り返り、どこかで思い込みという迷路に迷いこんでないか再検討する執念。
医師が患者になった時、あらためて気付く予防医学の重要性!
家族にとっての初めての看取りの瞬間。家庭医がただそこにいることの意義。
オフ・シーズンの夜の滝桜は、巨大な柳の木にしか見えないこと・・・
特異的な経過や所見を前にした時、対応するレアな病態をついつい優先的に考えてしまうけれど、結局コモンはいつでもコモンであること。
家庭医として職場で(いい意味で)アホな存在であること。


様々な教訓を胸に、今年も暮れていくのであった・・・

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