日々の新聞 (2009年4月15日) 地域医療のあり方
開業医が心開いて協力体制をつくる
http://www.hibinoshinbun.com/files/iryou/147/i_147_01.html
<以下抜粋>
勤務医不足による地域医療の崩壊が叫ばれている。その根本的な原因は何なのか。
~中略~
自分の患者については責任を持ち、午後は必ず、五、六軒は往診をしていた。そして、そこには必ず家族がいた。夜も何かあると診察し、急を要する場合は、無理がきく病院に連絡して救急車に同乗した。 しかしいま、そうした開業医が少ないように思う。開業医としての意識がおざなりになっているような気がしてならない。地域医療崩壊の原因はそこにある。開業医1人ひとりが意識改革を図らなければならない。
~中略~
開業医同士が心を開いて、地域医療をどう改善していくか話し合うべきではないか。個人個人バラバラ、ともいえる開業医それぞれが殻を破って協力し、医師会がまとめ役になって、生命や命の尊厳にかかわる医療の問題と取り組む必要がある。
古い記事ではあるけれど、尊敬する大先輩のコラムから、今のいわきの地域医療に必要なものを知ることができる。
現状を鑑みると、「ドキッ!」 とするぐらい鋭く切り裂く御指摘の数々・・・
重く受け止めたい。
震災の急性期。
いわき市内の医師の多くは確かにバラバラに行動していた。
そのことが円滑な地域医療の提供を困難にしたことを、
その時は痛感したはずなのに
診療体制が復旧した今となっては、喉元過ぎれば何とやらで、驚くほど何事もなかったかのように以前と同じ体制のまま日々の診療が行われているように感じられる。
時間外診療事情が、震災以前にも増して過酷になったことを除いては・・・
「手遅れになる前に何とかしなければ」という焦る気持ちと、「やるしかない」という覚悟というか開き直りが、今の自分の感情に混在している。
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