2013年4月14日日曜日

「患者中心の医療の方法」 第82回FaMReF@福島医大

第81回FaMReF
今回は年度始めで福島医大での開催。
吾妻連峰が鮮やかなのに、室内でお勉強だ❗

そもそも、フォーラムって、参加者全員が討議に参加する場所という意味があったんすね。
文字通り気軽でインタラクティブで活発な議論の場になった。

本日のメインテーマは『患者中心の医療の方法』
言わずと知れた家庭医にとって最も重要で、中枢を成すスキルであるが、そもそも何故私たちはこの患者中心の医療の方法を学ぶのか❓

伝統的医学モデルは、疾患を科学的に解明していくことで発展してきたが、これだけでは、患者さん固有の主観的な苦悩への配慮が欠如している。

伝統的医学モデルを適用するだけでは、家庭医の臨床現場での問題解決には不充分。
だから我々は患者中心の医療の方法を学ぶのだ。

菅家先生のレクチャーを通して、改めて深く考える機会になった。

伝統的医学モデルを適用することと、患者さんの苦悩に応えることとは別であるというのは当たり前のこと。

伝統的医学モデルを活かしつつ、離れつつ、臨床現場で利用可能な方法。
これが患者中心の医療の方法

しかし、実際に具体的にどのように利用するのか❓

うん、これが大事で、実はこれは簡単ではないのです。
だから上手な人に習いながら、生涯をかけて修行し続けるべきものだし、家庭医はそれを求める患者さんと接する機会も多い。

患者中心の医療の方法を使いこなすためにどうしたらいいのか?
その使い方自体も開発していかなければならないし、方法自体も改良していきたい。
転換した医療のパラダイムのこっち側にいる我々の責任を再認識した。

後期研修医らの臨床経験の振り返りと、個性あふれる指導医陣からのコメントを通して、患者中心の医療の方法の使い方も千差万別だし、いろんな攻め方があるので、だからこそこういったフォーラムでのディスカッションが有意義だと感じた。





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