先日、密着取材らしきものを受けてしまいました。ご担当の方の話によると、3月初旬に、フジテレビのニュース・ジャパンで、いわき市が抱える医療の問題点についての特集を組むそうです。常日頃、このブログで、このテーマに関連する数多くの投稿をしていたため、取材対象としてわたくしがヒットしたようです。
「40歳過ぎてから体力的にキツイのではないですか?」「いいえ、30代より増々元気で・・・」慣れない仕事のため、インタビュアーの意図を酌めずに噛み合わない会話をしながらも、出来る限りいわきの現状を理解していただけるよう努めました。
しかし、「どうしたら若い医師がこの地に居付くでしょうか?」という質問に、「厳しいですね~」と、言葉を濁すだけで、その時はうまく答えられず悔いを残したりもしました。
なんだか“もや~ん”というスッキリしない感覚が残ったので、もう一度この質問の答えを考え直してみました。
「どうしたら若い医師がこの地に居付くか?」というよりも、むしろ「なぜ私たちがこの地で案外楽しく仕事をしているか?」という考えに立ち戻った時に、やはり、必要とされる仕事だからなんだということを再認識しました。
「必要とされている」ということを自覚して仕事を続けられたら、医療人としても人としても、これほど幸せなことはありません。
必要とされることの単純な喜びや醍醐味を、ひとりでも多くの若い医療人に伝え、新しい仲間を増やし、手と手を取り合っていくことが、今ここに生きる私たちに科せられた使命なんだと思います。
わたくしの映像が全国に放映されることは、公序良俗に反するので、恐らくずべてカットされると思いますが、万が一少しでも映ることがあれば、奇人変人か珍獣でも眺める気持ちで堪えてください。
最後に取材担当の方からの感想を共有します。
「かしま病院の取材を通して感じたのは、石井先生のブログに漂う強い危機感、何とかしなければという焦燥感、とは別の優しい病院スタッフの空気です。」
石井ちゃん、大先生は地元だもんね。
返信削除地元出身の医師を増やす、医師のお嫁さんを連れてくる。
地元出身でない人にいてもらう良案、私もわからないけど、
そこが生きて行くのに楽しい場所であればよい訳だよね〜。
コメントありがとうございます。
返信削除いわき市 総ハワイ計画とか?