2012年10月11日木曜日

家庭医療の父 Ian McWhinney 先生のご逝去に寄せて

カナダにおける家庭医療の礎を築かれ、家庭医のバイブルとも言える「Textbook of Family Medicine」(2009年に第3版が出版)の著者である Ian McWhinney 先生が、先月(2012年9月28日)85歳で亡くなられた。

心からご冥福をお祈り申し上げる。


McWhinney 先生は、1968年に単身英国からカナダに移り、カナダでの家庭医療を一から創り上げた言わずと知れた大偉人であり、家庭医療の父と称される人物である。
そして、何度突っぱねられても諦めずに、本場カナダの家庭医療専門医コースにトライし、Ian McWhinney 先生のもとで直々にauthenticな家庭医療を学んでこられた当講座の葛西龍樹主任教授は、未だ妥協することなく、authenticな家庭医療を追究し続けている。
まだまだ未熟な我々も、authenticな家庭医療をもっともっと深く理解し、実践できるように精進し、脈々と受け継がれるこの家庭医療の芽を、日本で根付かせて、和風の花を咲かせてみたい。

Ian McWhinney 先生は、葛西先生に対していつも親身になってサポートしてくださったそうである。
そしてそれは、カナダで家庭医療を創り上げた者から、日本で家庭医療を創り上げようとしている者へのエールである旨のことをIan McWhinney 先生ご本人がおっしゃっていたそうである。

Textbook of Family Medicine」 難解な英文で綴られたこのIan McWhinney 先生の名著。
Ian McWhinney 先生が伝えんとしている真の家庭医療の心を、1人でも多くの日本人に正しく理解して欲しいとの想いから、慎重に丁寧に葛西教授が鋭意翻訳中である。
葛西教授が、訳本の完成をIan McWhinney 先生に直接報告できなかったことが残念でならない。

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