2012年7月12日木曜日

南相馬の今と日本の未来

昨日の学生との懇親会の余韻を残しつつ、今日の午後は南相馬出張。
未だにゴーストタウンの様相が強い飯舘村を経由し、南相馬市に入ると、かなり通常の生活が戻っている印象だ。
しかし、子供の復帰率はまだ半分程度とのこと。

沿岸部では瓦礫が片付き更地となった広大な土地がひろがっていた。


まずは腹ごしらえ。
旭川ラーメン「ゆーから」さんで呑みつかれた身体に野菜を補給!


南相馬市立総合病院を訪問し、熱意と行動力のある先生方との面談を通して、様々なプロジェクトを迅速に効率よく進めていかなければならないとお尻に火がついた。

だいぶ回復したとはいえ、未だ入院病床総数が4割減という状態の南相馬市。
当然、在宅医療の充実が求められるところだが、若い世代が抜けたコミュニティーでは、家族の介護力がなく、医療従事者の流出が相次ぎ訪問看護師も絶対的に不足している中では、既存のシステムでの在宅医療の運営は立ち行かなくなっている。

とにかく協力してアイディアを出し合っていきたい。
しかも、大胆かつ斬新な…
もはや普通の発想ではやっていけないところまで来ているのを自覚。
でもみんなで何とかしようじゃないか!

現在の日本の年齢別人口比率の数十年先を走っているこの地での医療を立て直すということは、日本の未来を切り開くことに等しい価値があるから…

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