2015年3月26日木曜日

オランダに学ぶ家庭医療 ~家庭医療セミナー in いわき 実践家庭医塾~


本日は、後期研修医の本多由李恵先生が、家庭医療先進地(オランダ)視察の報告をしてくれた。
オランダの家庭医(約9000人)は、たった7%の医療費で、保険診療の95%以上を扱っている。
この事実は、究極に効率の良い医療と提供していることを示しているだろう。時に無駄な医療を行わないという決断もなされているだろう。
特に興味深かったのは、在宅医療のシェア6割を占め顧客満足度No.1の地域ケア企業 Buutzorg(ビュートゾルフ・コミュニティー・ケア)は、多職種ごちゃまぜで、患者に必要なケアを小回りを効かせて提供し、在宅管理可能な症例や在宅看取りを増やしたり、在宅管理期間の延長に寄与しているということ。
こういった臨機応変なサービスを提供していけば、日本やいわきでも有効なのでは?などと考えたりした。
そして、安楽死が合法で実際に年間約2500人が安楽死しているというお国柄もあるのか?常日頃から終末期のケアについての基本方針の確認が家庭医によって確実になされているという状況が、これらの在宅ケアを可能にしているのだろう。

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