2015年3月23日月曜日

新たな一歩へ! 第101回FaMReF&福島県立医科大学家庭医療学専門医コース 第6期 研修修了祝賀会

2015年3月21日。
101回目のプロポーズ ならぬ 101回目のFaMReF!
どんな展開になるのか?「僕は知りましぇ~ん!」とか思いながら福島県が誇る楽都 郡山へ移動。
ちなみに福島市で行われている第8回声楽アンサンブルコンテスト全国大会での合唱王国福島県勢の活躍は相変わらずだ。


前置きはさておき、まずは後期研修医の振り返りのコーナー。
全体として、家族・社会背景への介入に関する疑問や悩みが多いように感じる。
その際に、患者を診る医師の視点に偏ると、家族の誰かがケアを妨げる悪役になっていることに気付くことがある。その家族もケアの対象に含めていく視点はとても大事だけれど、とても難しいと思う。せめて、その視点を忘れないようにする意識と努力は続けたい。

3月のFaMReFのメインは、今年度で研修を修了する後期研修医による恒例の「家庭医療の後期研修全体を振り返って」をテーマにしたフリーなプレゼン大会&場所を変えての研修修了祝賀会

今回は、県外で初期臨床研修を終え、東日本大震災の翌月から福島入りして、4年間頑張ってくれた2人だ。
困難を力をつけるチャンスと前向きにとらえ、実際に様々な経験を通して実力をつけたり、診療環境ごとに求められる内容が異なる中で、地域を診るということに関して新しい視点を見出してくれた。

研修中に妊娠・出産・育児を経験した川名瞳先生は、ご自身の経験を示しながら、女性の就労支援や、ファミリー・ライフ・サイクルに則したケアの重要性を伝えてくれた。経験をもとに、自身や自身の家族、患者さんとご家族のケアに役立てていってもらいたい。

東北若手医師ネットワーク(Tohoku Wakate-Ishi Network:TWIN)で活躍された北村俊晴先生は、医学教育への熱い想いを語ってくれた。4月からは引き続き大学教員として、更に教育の分野でも能力を発展させてもらいたい。

葛西教授による恒例の Cinemeducation の題材は…
「JOBS(スティーブ・ジョブズ)」(2013)
同僚と協調できず他人のためには働けないとこぼしていた、スティーブ・ジョブズも、結局は多くの他人の心を掴む仕事を成し遂げている。
目の前の日常の殻の中では、前例にとらわれた安定を優先し、革新的な発想は生まれにくい。
だからこそ非常識な発想への理解者が必要!
多くの失敗や試行錯誤を重ねながら、明日を切り拓いていく…
門出の春にふさわしい題材であった。

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