2012年6月3日日曜日

第73回 Family Medicine Resident Forum in 喜多方 そして・・・


広大な福島県内各地を渡り歩くジプシー軍団の醍醐味と言えば、移動の度に福島県の壮大な自然に身を委ね、極上の御馳走をいただけること…

201262日、喜多方開催のFaMReFというわけで、いわきから喜多方への道すがら、雄大な磐梯山と残雪まとう飯豊山のコラボ!


そして、お勉強の前にはこいつで腹ごしらえ。

先週は朝ラー!
今日は昼ラー!!

お店も食事時刻も異なればまた味わいも一塩!

そんな感じで始まった第73FaMReF


先ずは、喜多方市 地域・家庭医療センター センター長の高栁宏史 先生が、喜多方市 地域・家庭医療センター 開院後1年間の推移を報告してくれた。
どんなに工夫を凝らして設計された建物でも、1年間使用して初めて分かった改善点もあったりして興味深かった。地道で丁寧な診療を続けることで、順調に地域の方々からの信頼を得ている様子がうかがえて本当に嬉しかった。20125月から在宅療養支援診療所として登録され、また、医師会関連、健康診断、学校医、産業医、准看護学校講師、健康講座など地域のニーズに応えた多彩な院外活動を精力的にこなすセンター長・副センター長の奮闘ぶりを知ることができた。この施設が診療・教育・研究の拠点として更に羽ばたけるよう講座として全力でサポートしていきたい。

次に、後期研修4年目の若山隆先生から、先週 韓国済州島で開催されたWonca(世界家庭医機構)アジア・太平洋 学術会議への参加報告があった。国際学会参加により得られた知見が示されたが、特に1999年の台湾大地震を機に2003年に発足した台湾の地域ごとのプライマリ・ケアのシステムCMTCommunity Medical Teamが紹介され、複数の開業医と病院・自治体などがスクラムを組んで地域全体の医療を支えていくこのシステムは、日本でも応用が可能なように感じられてとても興味深かった。


その後も、後期研修プロジェクトチームによるワークショップや、Cinemeducationなどのプログラムが残っていたが、今回は診療の都合により、後ろ髪(そんなものはやはり私には無い)をひかれながらこの個時点でいわきにとんぼ返りとなった。

住み慣れたご自宅でご家族に看取られることとなった患者さんとの荘厳な時間を共有させていただくために…

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