2018年9月15日土曜日

ときめきの秋 ~第137回 FaMReF~




「ときめきの秋」
~悩める10代、オレらが診なきゃ誰が診る!?~

こんなタイトルで喜多方市家庭医療センター「ほっときらり」で開催された家庭医療レジデント・フォーラム
自身の青春時代を振り返りながら、思春期の患者さん特有のコミュニケーションにおける困難を感じた時、特に話をしてくれない時に考慮するべきことは何か?
話したくないのか? 話ができる雰囲気を作れていないのか? はたまた親から口止めされていないか? 話したいけどうまく表現できないのでは?
話をしてくれないという場面ひとつとっても、様々な配慮を要します。
心身症においては、身体的因子や心理社会的因子を起点に、症状へのとらわれ、二次的不安(予期不安)を来たし、不安・抑うつ、行動障害へと悪循環を招いていきます。
このことを打開していくためには、非常に多くの時間と労力を要するでしょう。
それゆえに、思春期の患者さんの診療を得意とする臨床家はほとんどいないと思います。
だからこそ、家庭医として小児期からの患者の家族背景、心理特性、個性などを把握し、常日頃から患者-医師関係を築いておくことが重要だと思います。


全体的な印象としては、用意された教育セッションはもとより、青春の甘酸っぱさを意識した喫茶コーナーなど、遊び心もある良く準備された企画だなぁ~と感じました。
準備してくれた喜多方のメンバーに感謝します。

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