2012年8月16日木曜日

北海道の観光地に学ぶ町おこし いわきの強みは?

今週はお暇をいただき、北海道は倶知安町に滞在している。

信号もあまりない長閑な当地だが、外国人観光客&住民が多く活気と元気にあふれる地域で、町でお店を営んでいる方々の殆どは英語が堪能であったり、地域全体が心温まるホスピタリティーに溢れていてとても感心させられる。
田舎でも人を集めていくこと、町おこしのアイディアをを沢山もらえる。

お陰様で、私共も家族一同、安心して当たり前の夏休みを過ごさせていただいている。
蝦夷富士こと羊蹄山を眺むニセコ連峰を駆け巡る怪獣ちゃん。
どれほど嬉しいことか。
この日は蝦夷紫陽花が綺麗だった。
汗をかいたら温泉につかりたいもの。
見つけた。
良い湯を!
『ゆころ』100%源泉掛け流しの、ナトリウム塩化物ー炭酸水素塩泉の濃い~濃い~お湯で癒される。


さて、北海道に来たからには夜景を見てみようと、函館に足を伸ばしてみた。

「は~るばる~来たぜ!は~こだて~」

函館に向かう道すがらの鼻歌に対する家族の反応が寒いこと寒いこと・・・
函館は、個人的には2度目。
学生時代、東日本医科学生体育大会の帰りに足を延ばして以来である。
わたくし:「詳細は覚えてないんだよねぇ~」
妻:「どうせ、酔っぱらってたんじゃない?」
わたくし:「・・・・・多分(泣)」

函館に到着!

まずは美味い海の幸を食べようということで、函館朝市へ!

観光地特有のチョイ割高設定のお店のおにいさん方の客引きを掻い潜り、辿り着いたは朝市食堂二番館の激安500円丼の豪華ラインナップ。
この値段でどんぶりに漬物と味噌汁がついてる。

イクラ丼をチョイスしても勿論この値段で十分量。
その他、刺身や焼き魚なども美味しくいただいた。

ちなみにここのエレベーターのボタンは、大人が背伸びしてやっと押せるほど、文字通り子供の手に届かないところにあり、『何これ珍百景』って感じ。
使いにくいので究極のエコ?

たらふく食べて店を出て周囲を散策していると、ひときわ長い行列が・・・
中華料理の『星龍軒』
気になって調べると、塩ラーメンの人気店らしいが、お腹には入るスペースが無かったので無念の不戦敗。

五稜郭公園前の北海道立函館美術館では、「モチモチの木」、「花さき山」などの数々の名作で有名な滝平二郎展が催されていた。
とても魅力的な企画ながら、怪獣ちゃん連れでは美術館は無理!と思って後部座席に目をやると、

ZZZzzzzzz・・・

なんと、母親とお姉ちゃんたち想いなんだ!

必然的に野郎2人は、車内で仮眠&休憩となった。

一段落して、ひとまず自家用車で函館山山頂を目指すことに・・・
絶景に感激したものの、自家用車は17時までに下山しなければならないとのこと!
函館の夜景を観たければ、ロープウェーかタクシーかその他の公共交通機関を利用する必要があるという仕組みである。
それと、目的がはっきりしているため、暗くなる前に早目に帰る観光客などいるはずもなく、函館の夜景は観光客の長時間滞在や宿泊客の増加に一役かっているはずである。
 遠くに駒ヶ岳らしき突起が・・・
 一旦、下山して函館山山麓を散策。
元町と名のつくほど、歴史的景観が広がる情緒豊かな地域。
そんな中、なぜかしのぎを削っているソフトクリーム屋さん群が不思議だった。
 数ある魅力的なお店たちの中から我が家の夕食の友に選ばれたのは、
古民家カフェ「茶房 菊泉」
注文したものは、どれも美味しくて、量も意外に多くて大満足!
お店の方がとても親切で、突然の雨にもかかわらず、濡れずに車に辿り着けた。
「がごめ昆布お試しセット」がおすすめ。

函館山麓には東本願寺の別院があった。

そして、待望の闇夜。
ナポリ、香港と並んで、世界三大夜景に挙げられる100万ドルの夜景は、見慣れた東京などの大都会のそれとは異なり、言葉ではうまく表現できないが、なにか侘び寂をそなえた感動の光景であった。


町の強みを活かし、その町の元気に直結させること。
これは、町おこしの最も自然な形なのではないか?
そう再認識する旅であった。

いわきの強み・・・

地震と津波と原発事故で傷ついた部分も多い。
けれど・・・
いわきの魅力はまだまだ沢山残っている。
アイディアを出し合えば、もっともっと元気な街に創りなおせるだろう。

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