東日本大震災から、15年の歳月が経ちました。
あの日、いわきの街も大きな揺れと混乱に見舞われ、多くの方が不安の中で長い時間を過ごされました。
大切な人や日常を失われた方、今もなお様々な思いを抱えておられる方が地域にはおられます。
改めて、震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、ご遺族や被災されたすべての皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
医療の現場もまた、当時は決して平常ではありませんでした。
それでも地域の医療機関、行政、介護・福祉関係者、そして地域の皆さまが互いに支え合いながら、少しずつ日常を取り戻してきました。
私たちかしま病院も、その一員として、地域の中でできることを一つずつ積み重ねてきました。
震災からの15年は、決して短い時間ではありません。
一方で、地域の暮らしや健康を守るという営みは、これからも続いていきます。
私たちはこれからも、
地域の皆さまが困ったときに頼っていただける「面倒見の良い病院」であり続けたいと考えています。
病気だけでなく、その人の暮らしや背景にも目を向けながら、地域をまるごと支える医療を実践してまいります。
震災を経験した地域だからこそ、
支え合う力と、人を思いやる気持ちの大切さを私たちは知っています。
これからも地域の皆さまとともに歩みながら、
安心して暮らせる地域づくりに、医療の立場から貢献してまいります。
そして何より、
この地域で暮らす一人ひとりの**「いつもの日常」が、これからも続いていくこと**。
その当たり前を支え続けることが、私たち医療に携わる者の役割だと考えています。
震災の記憶を胸に、
これからも地域とともに歩んでまいります。
あの日を忘れないこと、そして日常を守り続けること。
それが、震災を経験した地域の医療機関としての、私たちの責任だと思っています。

