土日開催で8月11・12日。
お盆直前の週末、下り線の道路が動くはずがない。容易に電車に乗れるわけもない。
当日は、夕方から集中豪雨にも見舞われ、更にご来場を困難にした。
こんな日に首都圏から福島を訪れてくださった方々には心からの敬意を表するとともに、とんだ不手際を謹んでお詫びしたい。
そんな中、なんとか今年も開催に漕ぎつけた家庭医療サマー・フォーラムin福島2012。
①Reflection of the Month「複数の健康問題と多剤併用」後期研修1年目 中村光輝
トップバッターを務めてくれたのは、後期研修1年目のMチェル君。
多剤併用の問題点をバッサリと指摘するとともに、家庭医として患者中心の医療の方法の実践の過程を実症例を通して紹介してくれた。
認知症の勉強会の時も思ったが、プレゼン技術が場の状況に臨機応変な感じがあって、天性のものを感じる。
懸案であった「笑い3回」というノルマも見事に達成し、今後も大きく羽ばたいて欲しいと思った。
②特別講演「プライマリ・ケアに役立つ整形外科診療」
福島県立医科大学 医学部 整形外科学講座准教授 大谷晃司先生
プライマリ・ケアを担う診療所を訪れる患者さんの主訴として必ず上位に挙がる腰痛などを中心に、プライマリ・ケアに役立つ整形外科診療のコツを、フットワーク軽く床に這いつくばってのデモストレーションを交えながら熱く伝授してくださった。
福島県の僻地診療にも積極的に携わられている「只見の神様」ならではの、家庭医の実診療に役立つ素晴らしいレクチャーだったと思う。
緊急性を否定するのか?
病態を明確にするべきなのか?
方針が変わらないなら時間軸を利用して敢えて様子を見るのか?
目的意識をもって所見をとることがいかにプライマリ・ケアの現場で武器になるか、あらためて実感した。
③Cinemeducation「Gifted Hands (奇跡の手)」2009 葛西龍樹 主任教授
高い技術を持ったスーパードクターが、葛藤の末、最大限の努力と周到な準備、思慮深い検討のもと、更なる高みに挑む姿に対して、参加者から様々な感想が語られた。私たちも、より高いレベルの家庭医療を志して、日々チャレンジを繰り返していきたい。
レジャーを我慢してたっぷり学んだ後は〇〇が美味くなる。
夜の部へ続く・・・
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