福島県内各地の地域医療教育研修協力医療機関を舞台に実施される毎年恒例のホームステイ型の地域医療実習が、今月から、いわきでも復活した。
これは、福島医大が提案する「ホームステイ型医学教育研修プログラム」の特徴的な実習教育ツールの一つで、医学部6年生が地域住民家庭でのホームステイを経験しながら医療研修を実施することによって、医学生の地域医療と地域生活に関する深い理解を促進し、さらに地域への医師定着に結びつけることを目的としている。
被災地という特殊な事情を抱えるこの地へのホームステイを、あえて選択してくれた熱意ある学生さん達と時間を共有することで、自身の医療人としての日々を振り返ることができる。
「医大での医療との違いは?」との問いに
・主にcommon diseaseをあつかう
・1人の患者さんに対し長期にわたりかかわる
・疾患に治療だけでなく、患者さんの周辺の状況や治療後の生活までを考慮している
・高齢者を通り越して超高齢者も多い
・高度な専門医療を要する疾患以外は、極力1人の医師が包括的に診療している
などなど回答してくれる学生さんたち・・・
結構ちゃんと見て学んでくれているじゃないか!
学生さんの回答が、逆に自分達の役割を再認識させてくれる。
例年のように、ウニ・カツオなどなど いわきの海の幸を堪能!
とはいかないのは非常に残念ではあるけれど、学生さんの存在が我々のやる気を後押ししてくれることは間違いないようだ。
自らも被災者でありながら快くホームステイを引き受けてくださった大家さんに深く感謝する。
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