表1
表2
誰も信じなかった真実を、常識に変えたい!
社団医療法人養生会月刊発行新聞かしまHOThot通信編集部から依頼を受けて、2009年7月号から気ままに執筆を始めたコラム「ようこそ家庭医療へ!」も、2018年6月号で記念すべき100回目を迎えました。有名なフレーズ「嘘も100回言えば真実になる」は、ナチスのヨーゼフ・ゲッベルスによるプロパガンダを語るときによく引き合いに出されます。例え間違った内容のことでも同じことを何度も耳にするうちに、人はやがてそのことが本当であると信じるようになる現象があることがさまざまな研究から明らかになっています。「家庭医療は重要である」という私の訴えに何の嘘・偽りもありませんが、100回繰り返したことで、読者の皆さんが家庭医療に対して何らかの良いイメージを抱くようになっているとすれば、まさに私の思う壺なわけです(笑)
さて、100回と言えば、今年8月5日に開幕する全国高校野球選手権(夏の甲子園)も、第100回記念大会を迎えます。その応援ソングが、人気男性アイドルグループ「嵐」の新曲「夏疾風(なつはやて)」に決まりました。作詞・作曲を担当した「ゆず」の北川悠仁さんからのコメントの通り、高校球児たち、そして多くの皆さんの夢が、「夏疾風」によってこの夏、輝くことでしょう。
ここで私見を述べると、日本の家庭医は国民から愛され続けている存在の代表格とも言える嵐を目指したらいいと思います。勿論、国民的アイドルである嵐と家庭医を同じ土俵で扱うつもりはありませんし、表1のごとく知名度も実績もファンの数も、何もかも差は歴然です。しかしまだ確立していない分野を切り拓こうとしている日本の家庭医たちは、患者さんの健康にとって有益であると考えれば、仕事の内容も患者も選ばずに日々行動しています。表2の通り何よりも大切な国民の幸せを願う「でっかい愛とか希望」の探求心だけは嵐の5人に負けません。未だ希少な家庭医ですが、日本中どの地域でも家庭医が活躍し、すべての国民がその恩恵を受けられる社会の到来が楽しみです。
0 件のコメント:
コメントを投稿