2012年6月29日金曜日

アスパラガス摂取と異臭尿



「アスパラガス食べると、その後にオシッコが臭くなるよね~」

何気なく同僚に尋ねると・・・

きょと~ん・・・

あれっ?
これって常識じゃなかたんだ。

40年近くもの間、経験的に常識だと思って別に気にしてもいなかったのだが…

てな訳で、調べてみると、素朴な疑問に挑んだ偉大なる先人達の深~い歴史が見えてきた。

以下、米国 Diccovery Chanel Online の関連記事によると・・・

Why Asparagus Makes Your Pee Stink by Hannah Holmes


1891年、化学者の Nenki さんが、4人に1 人あたり7kgのアスパラガスさせて食後尿を採取。
(謝礼は何だったんだろう?)
Methylmercaptanと言う代謝物質を発見した。

1975年には、カリフォルニアの化学者が Science誌に、S-Methyl Thioesters説主張しMethylmercaptan説を否定。

その後、1980年に、BMJ誌に、代謝物質として、6つの硫黄元素を持つ物質が原因というレポートを発表している。  

云々かんぬんで、結局、腸内蛋白質の分解産物 Methylmercaptan が尿中に排泄されることによる臭いということに落ち着き、その構造の大半は硫黄でできていて、腐った卵系の臭いになるということだ。

そして、『The ReSearch Guide to Body Fluids』(by Paul Spinrad, Juno Books, N.Y., 1994) という本にアスパラガス摂取後に異臭尿をする人はたった 22% との記載があるそうだ!

ところが、goo注目ワードコラム( http://kwsearch.goo.ne.jp/health/910.html )に、この異臭を感知できる人が、たった1割との記載が!

これは全体の1割なのか?

それとも、異臭尿をする人と掛け合わせていいのか?

もしそうなら、単純に…

22%×1割=2.2%

アスパラを食べた後に、トイレで尿臭を楽しめる人はこんなに希少ってこと?

いずれにしても、やはり私は奇人変人傾向が強いらしい・・・

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