2011年4月24日日曜日

福島県内各地での災害医療 (第60回 FaMReF)



昨日は第60FaMReF(Family Medicine Resident Rorum)だった
今回のFaMReFは福島医大 地域・家庭医療学講座にとって特別な意味をもっていた。
というのも、5年前に当講座が開設されて以来、毎月続けられてきたFaMReFだが、震災にともなう地域医療支援を優先し、先月初めて中止となっていたのだ。
2ヶ月ぶりの再会に抱き合うメンバーたち・・・
フォーラムのメインテーマは「震災を語る!」~東日本大震災を通して~
福島県内の各地域医療研修サイト毎に災害への対応についての報告をしてもらった。
そこから見えてきたもの・・・
同じ福島県内で同じ時を過ごしながらも各地で実情は全く異なっていたこと。
人はみんなで支えあっていかなければ生きていけないこと。
その中であらゆる手段を試みながら仲間どおしで情報を共有していたことがいかに有用であったかを振り返ることができた。
物資のない生活の中できる限りの診療を続ける者、転院搬送や避難者を一手に引き受ける者、放射線被曝に対する住民の不安と誤解を解消すべく活動する者・・・
立場はみな違っていても、それぞれの持ち場で自身の能力を発揮すべく必死に努めていた仲間を誇らしくも思った。
そして、様々な事情からこの時を県外で過ごすことになった仲間も、同じくもがき苦しんでいたに違いない。
恒例の葛西教授によるCinemeducationの題材は、The Day After Tomorrow(2004)
地球温暖化に起因する自然災害を題材にしたこの映画を通して、不安をあおることを恐れることが逆に不安や憶測を招くこと、危機的状況においても各スペシャリストたちがそれぞれの立場で機能し続けることの大切さを知り、エネルギー問題などの地球資源活用における諸問題について深く考える機会となった。
また、今回は被災地の避難所を中心にボランティア活動に参加した学生さんからの発表もあり、厳粛なムードの中にも、医師・学生それぞれの立場から活発なディスカッションが展開された。




フォーラムの後は勿論、懇親夕食会!
満場一致で自粛しない方針に決定!!!
今回は新入職員の歓迎会も兼ねていて、個性あふれる新人が加入したことと、学生さんも果敢に参入してくれたことで、いつもに増して白熱したな~


★☆★☆ナイトヾ(≧ε≦ヾ)(ノ^д゜)ノフィーバー!★☆★☆

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