本日の家庭医療 レジデント・フォーラムの指導医レクチャーのテーマは、セクシュアルヘルス/性を考慮したケア、いわるゆるセクシュアルマイノリティーでした。
しかし、セクシャルマイノリティーと言われるLGBTQ+の方々が、マイノリティーと表現するにはあまりにもコモンな問題であることを再認識しました。
なんせ、11人に1人が抱える問題だからです。
これは、左利きの人の比率に匹敵する多さですので、プライマリ・ケアに従事する私共にとって需要な課題です。
そもそも、LGBTQ+は、性的少数者を表す言葉のひとつとして使われています。
- L:女性の同性愛者(レズビアン)
- G:男性の同性愛者(ゲイ)
- B:同性愛者(バイセクシャル)
- T:こころとからだの性の不一致(トランスジェンダー)
- Q:こころの性別、恋愛の方向が定まっていなかったり、その変化している途中であるなどの人々(クエスチョニング)
それらに加えて、それ以外の性を表す「+(プラス)」を付けて LGBTQ+ という言葉が使われるようになってきました。
また、LGBTQ+のことを理解し、応援する人のことを「ALLY(アライ:味方、支援などを意味する英語が語源)」と呼びます。
これだけ多くの LGBTQ+ の方々が’おられるということは、カミングアウトされている方々以外に、それをせず(出来ず)にいる多くの方々が潜在していることを意識したケアが求められることを知ることが出来ました。
複雑な想いに対して柔軟な対応ができる家庭医の存在はとても重要だと再認識しました。