今回はいわきでお留守番のわたくしですが、今週末は福島県立医科大学 医学部 地域・家庭医療学講座の主催で「臨床能力を深める!
家庭医療に学ぶ3つのカタ」なる、主に臨床研修医向けの泊りがけ教育セッションが開催されています。
同じく恒例のFACEとかぶってしまったのも残念ですが、Facebook等で紹介されているセミナーの様子があまりにも楽しそうです。独り嫉妬しているところですが、折角なのでこのブログでも内容を紹介してみます。
初日の会場は、郡山市街の「ほし横塚クリニック」
本セミナーの企画者、豊田喜弘君(専攻医2年目)の司会。アイスブレイクのお題は 「草食系⇔肉食系 情熱的⇔理性的 のマトリックス」を利用していたようですが、自分がどこに当てはまるか分かりません。時に草食、時に肉食、時に情熱的であり理性的でもあるので分類不能、、、やっぱり変人(変態?)なのでしょう。
葛西教授の基調講演
神田祭の話、FRCGP(英国家庭医学会最高名誉正会員・専門医)の話から今回のテーマである「カタ」へ。時代の変化で変わることと変わらないこと。医師としての行動の根本に据えるものとして、変わらない「カタ」をこの勉強会から学んでほしい、というメッセージが贈られたそうです。病歴でおおよその診断をつけた上で身体所見を有効に活用していくことが大切で、日ごろなんとなく儀式的とっている身体所見にも、案外使える・使えないがあること。その一方で認知バイアスを避けるきっかけに身体診察が役立ったりすること。症状のあるところを見て触って診察して、という基本に忠実な診療が大切であること、というメッセージが伝えられたようです。
初日終了後は、三春町にある三春の里田園生活館に移動し、懇親会・バーベキュー。
ビールがメチャメチャ旨そうで、MAX嫉妬します。
鉄人(教授)自ら焼いていただけるのはいつもの光景(笑)二次会ではゆる体操を交えて楽しく、更に交流を深めた様子っですね。
心地よい風の吹く三春町さくら湖近くにある会場(自然観察ステーション)での2日目。
菅家先生による2つ目のカタは「患者の訴えの聴きカタ」
患者さんのまとまらない話を「不定愁訴」というラベリングをせずにどう対応するか。患者さんの話を「聴く」ために何ができるのかを学んだようです。
望月先生による3つ目のカタは「悪い知らせの伝えカタ」
SPIKESやSHEREモデルを踏まえた基本知識を紹介し、ロールプレイでポイントを踏まえた病状説明に挑戦したようですが、マニアック(上級かつ応用編かつ独創的)な内容が得意な望月氏が本当に初級編をレクチャーしたのか?半分は信じていません(笑)