2014年9月7日
「30thおめで鯛!」
おやじギャグをテーマに郷ケ丘幼稚園30周年を記念した夏祭りが盛大に開催された。
当日は朝から土砂降りの大雨で、祭会場の園庭は、ほぼ池状態!
予定外のグランド整備に人手と労力を奪われ、その必死な様子をあざ笑うように一向に降り止まない大雨。
絶望的状況にもかかわらず、早朝から祭の準備のために集まった先生方・父母たちは、迷うことも諦めることもなく黙々と準備を続ける。
そんな想いが届いたのか?午後には徐々に空が明るくなり始め、祭が始まる頃には絶好の生ビール日和へとV字回復した。
今回の夏祭りには、園の30周年記念ということだけでなく、個人的にも特別な思い入れがあった。
まだ幼かった長女が入園したあの日から、次女・末っ子の長男もお世話になり足掛け12年目。
そして遂に今年は末っ子が年長児。
まさに父兄として現役最後の夏祭り!
かくして祭は「ここにしかない景色、ここにしかない時間を楽しんでください」という行事部長の名台詞で無事開幕した。
郷ケ丘幼稚園は、食う 寝る 遊ぶ をモットーに現代の子供達に大きく欠けている逞しさを日々育んでくださっている。毎日のようにリズム遊びを行い、しなやかで引き締まったいい体をつくっていく…
勉強などはしない(させない)
幼稚園では、まずは肉体の基礎、情緒の基礎、人間関係の基礎をつくり上げる。
そうすれば、後に勉強するべき時が来たとき、自ずと頑張り抜く力がついている。
勉強・スポーツ・芸術などなど全てに通じる幼児期の遊び、体づくり。
この園の信念は、原発事故による環境汚染による葛藤の中でも決して絶やすことなく、先生方や父兄・子供たちが一丸となって乗り越えてきた。
子供が本気で遊ぶことに付き合うには、大人も生半可な気持ちでは太刀打ちできない。
先生方も父兄も一丸となって、大人の全力を見せつける。
その一つひとつが結晶となって、全てが ここにしかない景色の中で光り輝く。
泥まみれのグランド整備
ガチの手造りねぶたみこし製作
子供を乗せてガチのみこし担ぎ
和太鼓をはじめとしたガチの伝統芸能
手抜きなしのおしゃれな本格模擬店たち
花提灯の優しいゆらぎが醸し出す幻想的風景
花火師さんによる本格打ち上げ花火…
私自身も、字書きまくり、具材仕込みまくり、たこ焼きまくり、みこし担ぎまくり、ビール呑みまくり、客引きまくり、太鼓叩きまくりのほぼ狂喜乱舞、ついでに撤収しまくりの全力投球で、ここにしかない景色の中、ここにしかない時間を楽しみ、心が洗われるような清々しさを覚えた。
僕らは偶然の中で出会って、ここいわきの地で同じ時を子供たちと共に精一杯生きている
郷ケ丘幼稚園だからこそ創り出せる、ここにしかない景色
ここから生まれる未来に夢抱くことができる大切な場所
末っ子の卒園後にも帰ってきたい場所…
どう見てもドジョウじゃない奴も…